財務相:為替に重大な関心持ち見守る-首相に来週報告へ(Update1)

野田佳彦財務相は20日午前の閣議 後会見で、円高で推移している為替相場を注視していく姿勢をあらた めて示すとともに、菅直人首相に来週会い、為替動向を中心に報告す ることを明らかにした。一方、景気の現状は、「踊り場」ではないと の認識も示した。

財務相は、最近の為替相場の動向について「重大な関心を持って さらに注意深くマーケットの動向を見守っていきたいというのが基本 姿勢だ」と語った。また、各国当局との連携状況に関しては「どのよ うな対話をしているかは、機微に触れるので申し上げない」としつつ も、「コミュニケーションは取っている」と述べた。介入については 「コメントを控えたい」と語った。

追加経済対策では、首相が「経済閣僚を呼んで景気認識を含めて、 報告を受けているプロセスだ」とし、同相自身も来週首相と会う見通 しであることを明らかにした。その際は「特に為替の動向を含めて総 理に報告したい」と語った。

一方、日本銀行による追加金融緩和の必要性については「日銀が できること、政府ができることについて、お互いによく現状の基本認 識を一致させて、連携していきたい」と語った。首相と白川方明日銀 総裁との会談については「来週するのか、しないのかは承知していな い」と述べるにとどめた。

踊り場とは思わず

景気の現状については「私自身は決して踊り場だとは思っていな い」と述べた上で、「景気は着実に持ち直してきている。ただ、スピ ード感が少し落ちてきている感じはする」との見方を示した。

新規の国債発行を伴う経済対策の必要性については「基本的には 新たな国債を発行してまで必要なのかどうかはよく景気の動向を見な がら判断すべきだ」と表明。「経済成長と財政再建の両立を図ること がわが政権の使命。そのことを基本に考えていきたい」と強調した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE