T・ロウのファンド、インテルのマカフィー買収で約273億円の利益か

米T・ロウ・プライス・グループ が運用するファンドは、半導体最大手インテルによるセキュリティー ソフトメーカーのマカフィー買収発表により、19日に3億2000万ド ル(約273億円)強の利益を得た可能性がある。

ブルームバーグの集計データによると、T・ロウは6月末時点で マカフィー株の保有数でトップで、23本のファンドを通じ1770万株 を保有していた。2位は「アメリカン・ファンズ」を展開するキャピ タル・グループで保有数は1470万株。

インテルが19日に合意したマカフィーの買収価格は1株当たり 現金48ドルと、18日終値の29.93ドルを60%上回る水準だった。買 収総額は76億8000万ドルで、インテルの買収としては過去最大規模。

T・ロウのファンドマネジャー、ケン・アレン氏はブルームバー グテレビジョンのインタビューで、「60%のプレミアムは確かに非常に 大きい」と述べ、「マカフィーの株主にとって良い結果をもたらす」と 指摘した。

アレン氏は25億2000万ドル規模のT・ロウ・プライス・サイエ ンス・アンド・テクノロジー・ファンドの運用に携わる。6月末時点 のマカフィー株の保有は323万株で、組み入れ比率で4位だった。マ カフィーの株価は19日、前日比17.08ドル(57%)高の47.01ドルで 終了。アレン氏がマカフィー株を保持した場合は、評価額がこの日 5500万ドル程度増えたことになる。

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