豪株式市場への投資に海外投資家は及び腰、政治リスクを意識-UBS

オーストラリアの政治リスクを意 識して外国人投資家が豪株式市場への投資に二の足を踏んでいる。U BSの株式責任者は21日の総選挙を前にこう指摘した。

UBSの豪州・ニュージーランド株担当共同責任者のゲーリー・ ヘッド氏は、世論調査で与野党の接戦が示されている今回の総選挙に ついて、勝者はビジネス政策が変わり続けることはないと海外投資家 を安心させる必要があると述べた。鉱山会社への新たな課税案を受け、 他業種への政府介入への懸念も広がり、投資家の不安は強まっている。

ヘッド氏は「政治リスクやソブリンリスクがあるため、豪株を投 資妙味ある資産クラスとして海外顧客に勧めることが一段と難しくな りつつある」と述べ、「彼らは規制や税制が予想と異なる方向へ変化す る地域への投資を望んでいない」と分析した。

20日付オーストラリアン紙に掲載された世論調査結果によると、 ギラード首相率いる与党労働党とアボット自由党党首率いる自由党・ 国民党の野党連合の支持率は互角となっている。調査は17-18日に電 話で約1600人の有権者を対象に実施されたもので、誤差率は公表して いない。

豪株のベンチマークは年初以降19日までに8%下落している。政 府与党が資源会社の利益に40%の「資源超過利潤税」を課す案を提示 したことに加え、欧州のソブリン債危機や中国の景気減速が豪州の一 次産品に対する需要を減退させるとの懸念が背景にある。

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