三菱電株が反落、来期以降の回復鈍化見込み三菱U証格下げ

三菱電機の株価が5営業日ぶりに 反落。来期以降の業績回復が鈍化するとの分析が一部アナリストから 示され、収益の先行き不安から前日比3.9%安の717円まで下げた。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は19日、三菱電の今期(2011 年3月期)連結業績予想を上方修正する半面、来期(12年3月期)と 再来期(13年3月期)の見通しは減額した。来期の営業利益について は、従来の2300億円から前期推定比5%増の2100億円に見直してい る。これに伴い、投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(市 場平均並み)」に、目標株価を880円から780円に引き下げた。

目標株価は、同証による今期予想EPS(1株当たり純利益)48 円90銭に、東証1部の予想平均PER(株価収益率)約16倍を充当。 産業メカトロニクス、家電の営業利益拡大による業績上方修正のプレ ミアムが低下するとの見通しも踏まえた。目標株価に対する現状から の上昇余地が限定的なことで、投資判断を引き下げたとしている。

一方、同証では三菱電の今期の営業利益は前期比2.1倍の2000 億円と、会社側計画の1600億円からの上振れを見込んだ。石野雅彦シ ニアアナリストは、今回の予想前提について「産業メカトロニクスの 高い収益性堅持や、今期の猛暑によるエアコン好調に伴う家電事業の 業績拡大などを考慮している」と説明。為替前提は1ドル=85円、1 ユーロ=110円に設定している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE