ギリシャ支援で無償奉仕-ユーロ創設に携わったパドアスキオッパ氏

【記者:Elisa Martinuzzi、Maria Petrakis】

8月20日(ブルームバーグ): ユーロ創設者の1人であるトマ ソ・パドアスキオッパ氏にとって、ユーロは非常に重要だ。同氏はそ の将来を守るため、無償で働く意向だ。

ギリシャのパパンドレウ首相は今月、イタリアの財務相や中央銀 行当局者、エコノミストを務めた経歴があるパドアスキオッパ氏に、 債務管理に関する助言を依頼した。

独連銀の元チーフエコノミストで欧州中央銀行(ECB)役員会 のメンバーだったオットマー・イッシング氏は電子メールで、「継続的 な財政問題を抱える国の財務相を務めた経験者として、パドアスキオ ッパ氏は貴重な経験を伝えることができる」と指摘した。

パドアスキオッパ氏は、イタリアが財政赤字を抑制するのを手助 けした。同国は何年もの間、ユーロ圏で財政基盤が最も弱い国と投資 家からみなされていた。同氏のこうしたスキルは欧州連合(EU)と 国際通貨基金(IMF)から総額1100億ユーロ(約12兆円)相当の 救済を受けることになって辛うじてデフォルト(債務不履行)を回避 したギリシャに役立つ見通しだ。ギリシャの期間10年の借り入れコス トはまだドイツの4倍だ。

IMF理事会の元メンバー、レナート・フィロサ氏はパドアスキ オッパ氏について、「プログラムが頓挫しないようする役目を担う」と し、「同氏の決意は、ギリシャがEUやIMFと結んだ合意を実行する 上で鍵になるだろう」との見方を示した。

パドアスキオッパ氏(70)は、ギリシャ経済が成長し、危機が緩 和したかどうかで自身の成功を見極めると表明した。また「わたしは 経済学者以上に経済学を用いる」と述べている。

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