中国がポタシュ買収合戦に参加も、BHPに対抗-ヘンダーソン氏

英・オーストラリア系鉱山会社B HPビリトンがカナダの肥料メーカー、ポタシュに400億ドル(約3 兆4100億円)規模の敵対的買収を仕掛けたことを受け、中国もポタ シュに買収案を提示する可能性がある-。JPモルガン・チェースの イアン・ヘンダーソン氏はこうした見方を示す一方、ブラジル勢が買 収提案する公算は小さいだろうと述べた。

BHPやブラジルのヴァーレなど天然資源関連資産70億ドル相 当を運用する同氏は19日、ブルームバーグテレビジョンの番組で、 中国は「輸出される炭酸カリウムに依存しており、ポタシュにとって は大口の顧客だ」と説明。また、ブラジルについて、「自国で炭酸カリ ウムの鉱山を保有しており、その開発も可能だ。ヴァーレは既に自社 の生産計画を拡大しつつあると考えている」と語った。

ポタシュは今週、BHPの1株当たり130ドルでの買収提案を 「甚だ不適切」として拒否した。BHPの対抗馬としては、ヴァーレ のほか、英豪系リオ・ティント、ロシアや中国勢が名乗りを上げる可 能性がある。マッコーリー・グループのアナリストによれば、中国は 世界最大の肥料消費国で、消費量は世界全体の約30%を占める。

事情に詳しい関係者2人によれば、ポタシュはBHPが買収提示 額を引き上げない場合、中国やインドが後押しする企業や、ヴァーレ などから最善の代案が示されるとみている。同関係者は中国の最有力 候補として、同国最大の化学製品商社、中国中化集団公司(シノケム) や政府系ファンド(SWF)の中国投資(CIC)、肥料メーカーの中 化化肥を挙げた。

ダンカン・マッキーン氏率いるマッコーリーのアナリストは17 日のリポートで、「中国が依然として炭酸カリウムの純輸入国であるこ とを考えれば、その生産会社を買収するのは理にかなうのではないか」 と指摘している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE