米商業用不動産価格:6月は過去約1年で最大の下落率-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イ ンベスターズ・サービスによると、米景気回復に失速の兆候がみら れるなか、商業用不動産価格は6月に過去約1年で最大の下落率を 記録した。

ムーディーズの19日付リポートによると、6月のムーディーズ /REAL商業不動産価格指数は前月比4%低下。昨年7月以来最 大の落ち込みとなった。年初からは0.9%下げている。

ムーディーズはリポートで、「商業用不動産市場とより広範な経 済がリセッション(景気後退)からゆっくりと回復を続ける中、不 動産価格は当面不安定な状態が続くだろう」と指摘。また、高失業 率と経済成長の減速懸念で、オフィスや集合住宅、工業用や小売店 舗向け物件の価格回復が妨げられていると説明した。

同指数は昨年10月に付けた7年ぶり低水準からは回復したも のの、2007年10月のピーク時の水準を41%下回っている。

4-6月(第2四半期)では、ショッピングモールやショッピ ングセンターの不動産価格は約11%下落し、ムーディーズの指数に 含まれるすべての商業用不動産のカテゴリー中で最大の値下がりと なった。一方、集合住宅やオフィス価格はともに約4%上昇、工業 用不動産価格は2.9%低下した。

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