【個別銘柄】シャープなど液晶、トレンド、三菱電、ニチユ(訂正)

20日の日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の午前終値は以下の通り。

シャープ(6753):前日比2.1%安の859円。同社が液晶テレビ用 パネルの生産調整に入る、と20日付の日本経済新聞朝刊が報じた。高 価格帯テレビの流通在庫が膨らみ、主力の堺工場の稼働率を月内に2- 3割引き下げるという。JSR(4185)、日産化学工業(4021)など液 晶関連銘柄の下げも目立った。JSRに関しは、UBS証券が19日に 投資判断を「買い」から「中立」、目標株価を2100円から1400円に引 き下げた。

トレンドマイクロ(4704):5.5%高の2302円。半導体最大手の米 インテルは19日、コンピューターのセキュリティー対策ソフトメーカ ー、米マカフィーを買収することで合意したと発表。野村証券は20 日、 「インテルによるマカフィー買収のインプリケーション」を指摘、クラ ウドコンピューティング買収を背景に、セキュリティー企業の買収が増 加しているとした。買収をめぐる連想買いが入った格好だ。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が1.6%安の3035円、キヤノ ン(7751)が1.2%安の3635円など軒並み安い。米国で新規失業保険 申請件数やフィラデルフィア連銀の製造業景況指数が悪化したことや、 為替の円高進行に警戒感が強く、業績への悪影響を懸念した売りが優勢 となった。TOPIXの下落寄与度上位は電機、輸送用機器、化学。

三菱電機(6503):3.2%安の722円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券は19日、投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3 (市場平均並み)」に引き下げた。産業メカトロニクス、家電主導の業 績拡大プレミアムが低下するなどとして来期以降の業績見通しを引き下 げたことなどが背景。収益不安の売りが先行した。

ニチユ(7105):6%高の196円。同社は三菱重工業と今年度中に、 中国でフォークリフトの共同生産に踏み切る、と20日付の日経新聞朝 刊が報じた。ニチユが上海に持つ生産拠点では急増する受注に応じ切れ ず、余裕のある三菱重の工場を活用し一部機種を生産するという。収益 への寄与が期待され、買いが入った。

コロナ(5909):15%高の837円で東証1部の上昇率1位。発行済 み株式数の1.7%に当たる50万株、6億円を上限に自己株式を取得す ると前日発表。需給環境の好転などを期待した買いが入った

東プレ(5975):3.8%高の578円。発行済み株式数の2%に当た る100万株、10億円を上限に自己株式を取得すると前日発表。取得期 間は19日から10月29日。需給の好転や株主還元姿勢を評価した買い が優勢となった。

いい生活(3796):7.4%高の3万3300円で、東証マザーズの上昇 率6位。発行済み株式数の1.9%に当たる1250株、5000万円を上限に 自己株式を取得すると前日発表した。

ブリヂストン(5108):1.4%安の1544円。製造過程でタイヤ内部 に異物が付着した商品が含まれることが判明したため、7月13日以降 に販売した軽トラック・軽バン用タイヤの一部について無償交換を行う と19日に発表した。

日本リテールファンド投資法人(8953):2.1%高の11万1800円 と続伸。ことし3月のラサール・ジャパン投資法人との合併で受け入れ たオフィス・住居物件(ノンコア・アセット)全18物件について、ケ ネディクス(4321)グループが組成した不動産ファンドに一括譲渡した と前日発表。これに伴い11年2月通期の純利益予想を従来の54 億円 から前期比19%増の64億円に増額修正したことを受けた。ドイツ証券 では、商業REITとして再度前へ進む戦略に専念できる意味で、早期 のノンコア・アセットの譲渡はポジティブと指摘。ケネディも4.5%高 の1万5790円と高い。

スターティア(3393):7%高の26万8000円。アリババマーケテ ィングの第三者割当増資を引き受け、同社と資本提携を行うことで合意 したと19日付で発表。アリババマーケは、電子商取引サイト大手「ア リババドットコム」の日本法人であるアリババの販売代理店で、アリバ バドットコム国際サイトへの出店登録支援、サポート業務を行っている。 今後の業況拡大が見込まれた。

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