日本の富裕層、円高で外貨建て資産の投資意欲高まる-HSBC調査

為替市場で円高が進むなか、日本 の富裕層は外貨建て資産に投資するチャンスととらえ、保有比率を高 める意向だ。

英銀HSBCが20日に発表した第4回マス富裕層の投資意識調 査結果によると、金融資産1000万円以上のマス富裕層の51%が「外 貨資産を持つなら、円高の今がチャンスだと思う」と回答。現在金融 資産に占める外貨建て資産の割合は平均23%。これを同28%に引き上 げたいと考えているという。円は11日に対ドルで84円73銭と、15 年ぶりの高値を付けた。

関心のある通貨として、最も多く名前が挙がったのが米ドルだ。 これに豪ドル、ユーロ、中国・人民元、ブラジルレアルと続く。前回 調査(2009 年12月)と比べると、ユーロの人気が後退した半面、人 民元が高まった。人民元については、59%が「今後上昇は間違いない と思う」と回答している。

現在保有している外貨建て資産の内訳は、外貨預金・外貨MMF が43%、外債、仕組み債、外国債券ファンドが17%、日本を除く先進 国の株式・株式投資信託13%、新興国株式・株式投信10%。性別で見 ると、「男性の株式志向は高く、女性は外国株より外債という傾向が見 られる」とHSBCの個人金融サービス本部の秋田夏実シニアヴァイ スプレジデントは話した。

調査は7月22日から2日間、首都圏の30-60代の416人を対象 にインターネットで行った。

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