ブラジル株:ボベスパ指数は反落、ペトロブラス懸念と米経済統計で

19日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数が6営業日ぶりに下落。ブラジル石油公社(ペト ロブラス)が最大250億ドル(約2兆1300億円)規模の株式売却計 画を延期する可能性があるとの観測に加え、ブラジル第2の貿易相手 国である米国の経済成長が減速しつつあるとの見方が売りを誘った。

ペトロブラスは3.3%安と、過去2カ月間で最大の下落。来月に 計画される増資が来年まで延期の恐れがあると、ブラジル紙バロー ル・エコノミコが報じたことが手掛かり。一方、米国の失業や製造業 の統計が鉄鋼需要の見通しを後退させたことから、中南米最大の鉄鋼 メーカーのジェルダウは2.4%安と、ここ1週間で最も値下がりした。 ブラジル最大の上場衣料小売り企業、ロジャス・レナーは2週間ぶり の大幅下落。同社の利益見通しはすでに株価に織り込み済みとのレイ モンド・ジェームズ・アンド・アソシエーツの指摘が嫌気された。

ボベスパ指数は前日比1.1%安の66887.13。同指数構成銘柄の うち値下がりは45銘柄、値上がりは20銘柄。通貨レアルは0.2%安 の1ドル=1.7562レアル。

HSBCグローバル・アセット・マネジメントのブラジル部門の 株式担当責任者、エドゥアルド・ファブリン氏(サンパウロ在勤)は、 「誰もがペトロブラスに慎重な見通しを維持している」と指摘。「非公 式な情報が多いが、株式売却が実際に延期されれば、不透明感が続く ため市場にはマイナスだ」と述べた。

バロール紙は、ペトロブラスのジョゼ・セルジオ・ガブリエリ最 高経営責任者(CEO)と同国のルラ大統領、マンテガ財務相、ジマ ーマン鉱業・エネルギー相が18日、同社の株式売却日程について合 意に至らなかったと報じた。増資が来月実施で決まらなければ、10 月の大統領選挙や11月の決算を控えて、来年に持ち越される公算が 大きいと伝えた。情報源は明示していない。

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