米国株:下落、S&P500は1カ月ぶり安値-統計を嫌気

米株式相場は下落。主要株価指数 は1カ月ぶりの安値で引けた。失業保険申請件数が昨年11月以来の高 水準に上昇したほか、フィラデルフィア連銀が発表した製造業景況指 数も落ち込んだ。

複合電機のゼネラル・エレクトリック(GE)やアルミ生産の アルコア、住宅関連用品小売りのホーム・デポが下落。大型株への売 りが目立った。半導体のインテルも安い。同社はオンラインセキュリ ティソフトウエアのマカフィーを約76億8000万ドルで買収するこ とで合意した。一方のマカフィーは急伸した。米百貨店最大手シアー ズ・ホールディグスは下落。同社の四半期決算では、売上高がアナリ スト予想を下回った。

S&P500種株価指数は前日比1.7%下落の1075.63。ダウ 工業株30種平均は144.33ドル(1.4%)下落の10271.21ドル。 いずれも7月21日以来の安値だった。ダウ平均は構成銘柄すべてが値 下がりした。米証券取引所の騰落比率は1対6。

RBCウェルス・マネジメントの株式戦略ディレクター、フィ リップ・ダウ氏は、「市場参加者はフラストレーションを感じている」 と述べ、「企業利益が好調にもかかわらず、経済統計は予想よりも悪 い内容だ。投資家は景気動向をみながら、株を保有すべきなのか自問 している」と続けた。

失業保険申請件数

朝方発表された2種類の経済統計を嫌気し、売りが先行した。

米労働省が発表した14日に終わった1週間の新規失業保険申請 件数(季節調整済み)は前週から1万2000件増加して50万件、昨 年11月以来で最多だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコ ノミスト予想の中央値は47万8000件だった。

フィラデルフィア連銀が発表した8月の同地区製造業景況指数は マイナス7.7と、前月の5.1から大きく低下し、2009年7月以来 の低水準だった。

ヘイバーフォード・トラストの最高投資責任者(CIO)、ハン ク・スミス氏は、「景気回復が停滞している」と述べ、「今の回復局 面を持続可能とみなすには、雇用の改善が必要だ」と指摘した。

S&P500種産業別指数

S&P500種の産業別10指数はいずれも下落。特に金融株や素 材株は売りを浴びた。

GEは2.9%安。アルコアは2.5%の値下がり。ホーム・デポ も2.2%下げた。

シアーズは9.2%下落と、S&P500種銘柄の中で値下がり率 最大。同社の5-7月(第2四半期)決算は売上高が1%未満減少し て105億ドル、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の106 億ドルに及ばなかった。

インテルは3.5%安でダウ平均構成銘柄の中で最大の下げ。イン テルの発表によると、マカフィーの株主は1株当たり48ドルを受け取 る。これはマカフィー株の18日終値を60%上回る水準。この日、マ カフィーの株価は57%急伸した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE