NY原油(19日):下落、米経済統計で回復失速を懸念-74.43ドル

ニューヨークの原油先物相場は 下落。米失業保険の申請件数が増加したほか、フィラデルフィア地区 の製造業活動が縮小したことで、石油の最大消費国である米国で景気 の回復ペースが失速しつつあるとの懸念が強まった。

原油は一時1.9%安。米労働省が発表した先週の新規失業保険申 請件数は予想に反して増加し、昨年11月以来の高水準を記録した。 また、フィラデルフィア連銀が発表した8月の同地区製造業景況指数 は前月から低下し、2009年7月以来の低水準となった。米エネルギ ー省(DOE)が18日に発表した13日終了週の在庫統計によると、 原油と燃料を合わせた在庫合計は少なくとも20年ぶりの高水準に増 加した。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・ キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は、 「雇用状況の暗さと、記録的高水準にある原油と燃料の在庫合計が今 後もエネルギー相場を圧迫する」と予想。「フィラデルフィア連銀景 況指数が悪かったことも景気の力強さに対する懸念を一段と強めた」 と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物9月限は前日 比99セント(1.31%)安の1バレル=74.43ドルで取引を終了。 一時は73.96ドルまで下げる場面もあった。

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