政府為替介入の可能性、限りなくゼロに近い-JPモルガンの菅野氏

JPモルガン証券の菅野雅明チー フエコノミストは19日、ブルームバーグの電話取材に対し、現在の日 本政府の為替介入の可能性について言及した。菅野氏は、日本銀行に 25年間勤務していた経歴がある。主な発言の内容は以下の通り。

――23日に菅直人首相と日本銀行の白川方明総裁が会談すると伝えら れる中、為替介入の可能性についてどう見るか。

「現在の介入可能性は限りなくゼロに近い。月曜日までに1ドル =80円になれば話は別だが、現在の85円前後の水準では可能性は低 い」

「為替が80円を切れば、介入に踏み切る可能性もある。ただ、経 済指標を見ながらだろう。マクロ経済環境が急激に悪化すれば、何ら かの対応を取らなければならなくなる。円高のスピードと為替の水準 がキー。80円台だとやりにくい」

――日銀短観での2010年度の想定為替レート90円18銭を現在の水準 が下回っていることに関して。

「円高だと、企業の収益がマイナスになる。ただ、円高だけでな く、輸出数量が伸びているかどうかが大事。輸出数量が伸びていれば、 吸収できる。数量が落ちていれば、円高が企業の収益に与える影響は 大きい」

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