直嶋氏:産業界は1ドル=90円想定-現状は5円ぐらい高い(Update2

直嶋正行経産相は19日午後、菅直 人首相と官邸で会談した。直嶋氏は会談後、記者団に対し、円・ドル 相場について、日本の産業界は1ドル=90円を想定しており、現状は それより5円程度の円高状況にあるとの認識を示した。

直嶋氏は「だいたい産業界は90円で想定しているから、今は85 円ちょっとだから5円ぐらい円高だということだ」と指摘。その上で、 「各社によって影響が違うが、たとえばトヨタ自動車でいうと1円、 円高になると300億円収益がマイナスになる。非常に大きな影響があ る」と述べた。

菅首相との会談内容について直嶋氏は「為替レートがどうだとか、 企業の受け止めだとかの意見のやり取りはした。首相は為替レートが 高いとか、安いとかいう話は直接はしなかったが、ここのところ円高 が進んでいることは首相もよく認識している」と紹介した。

12月で期限が切れる家電エコポイント制度の延長については「予 定通り12月まで粛々とやる。それから先のことは、経済情勢を見なが ら判断したい」と述べた。「需要喚起の政策として効果は大きいが、一 方で需要の先食いだから必ず副作用も出る」とも指摘した。エコカー 補助金に関しては「9月で打ち切ると発表している。その方針を変え ると言う話は一切していない」と語った。

また、直嶋氏は、経済産業省で行っている円高に関する約200社 へのヒアリング調査が今月末をめどにまとまるのを待って、首相に報 告する方針も示した。経済情勢については「危機感持って今の状況を 見ている。現状はかなり厳しい状況になりつつある」との認識も強調 した。

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