米消費者の支出抑制、台湾PCメーカーの業績が示唆-受注鈍化も

米個人消費の勢いが弱まっている 兆しを見て取るには、台湾を眺めるだけで十分だろう。

台湾のパソコン(PC)関連メーカーの7月の売上高は、世界2 位のノート型PCメーカーの宏碁(エイサー)が前年同月比38%減少。 PC用マザーボードメーカー大手のマイクロスター・インターナショ ナル(微星科技)は15%の落ち込みを記録した。

米国に輸入されるPCや関連部品の80%強を製造するアジアの PCメーカーの売上高は、米国の消費者が支出を増やす公算が小さい ことを示唆している。現在の消費の拡大ペースは、1945年以後の景気 回復局面で最も緩慢だ。

クレディ・スイスのエコノミスト、ジョナサン・バジーレ氏(ニ ューヨーク在勤)は「米小売業者が供給を絞ろうとする中で、アジア の受注の伸びは今後鈍化するだろう」と予想。「雇用に関する十分良い ニュースが伝えられ、支出が十分に刺激されるまで、消費者の慎重な 姿勢は続くだろう」と話す。

米消費者は、会員制小売りチェーンのコストコ・ホールセールな どの小売店で電化製品の購入を減らしている。同社の財務計画・広報 担当バイスプレジデント、ボブ・ネルソン氏は5日の電話会議で、テ レビの購入が鈍り、PC需要が「横ばい」となる中で、既存店の家電 販売は7月に前年同月比で「わずかに」減少したと説明した。

米市場調査会社NPDグループによれば、米国の4-6月(第2 四半期)のPCの小売売上高は前年同期比8%増加したが、前年同期 の21%増からはペースダウンした。7月は前年同月比2.7%増だった という。

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