ロンドンの外食料金、値上がりペースが約10年ぶり低水準-ハーデンズ

ロンドンのレストランでは、食事 料金の値上がりペースがここ10年余りで最低となっている。店舗数が 増加し、各店とも顧客のつなぎ留めに一段と工夫をこらしていると、 ガイドブック「ハーデンズ・ロンドン・レストランズ」は説明してい る。

ハーデンズによれば、1人分の夕食の平均料金は7月末までの1 年間に41.75ポンド(約5600円)と、前年比2.5%上昇。付加価値税 (VAT)の引き上げ分を考慮すれば、実質的な伸び率は0.3%にと どまる。

新規開店したレストラン店舗数は140軒と、前年の121軒から増 加。一方で、閉店数も64軒から72軒に増えた。業界の弾力性は、低 金利やレストラン側の柔軟性を反映していると執筆者らは指摘する。

リチャード・ハーデン共同編集長は19日、電子メールで報道向け 発表文を配布し、「数十年にわたり良いレストランは宣伝しないとの認 識が受け入れられていたが、値引きサイトや対象を絞った電子メール や社会的なメディアを通じ、インターネットがレストランのマーケテ ィング能力をより巧みなものに変えている」とコメントした。

例えば、トップテーブル・ドットコムは現在、著名シェフのゴー ドン・ラムゼイ氏の「メイズ」など、レストラン格付けで知られるミ シュランガイドが「星」を付与したロンドンの有名レストラン10軒に ついて値引きサービスを提供している。それを利用すれば、メイズで 4皿のコース料理を28.50ポンドで楽しむことができる。このほかの レストランは最大50%の割引料金で利用可能だ。ハーデンズは9月に 出版される。

ハーデンズによれば、ロンドンでの2000年以降のレストラン開 店・閉店数は以下の通り。

年 開店数 閉店数 (年央までの12カ月)

2000                  120        59
2001                  131        65
2002                  121        66
2003                  134       113
2004                  133        82
2005                  142        67
2006                  136        66
2007                  158        87
2008                  111        71
2009                  121        64
2010                  140        72

(リチャード・バインズ)

(バインズ氏はブルームバーグ・ニュースの芸術・娯楽部門の主 任料理評論家です。この記事の内容は同氏自身の見解です)

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