米メリルリンチ、約2.1億円支払いで和解-金融商品販売の値引きで

【記者:Jesse Westbrook】

8月18日(ブルームバーグ):米銀バンク・オブ・アメリカ(B OA)傘下のメリルリンチは、「ユニット・インベストメント・トラス ト(UIT)」と呼ばれる金融商品の販売で、決められた値引きを顧客 に実施しなかったとの指摘について、250万ドル(約2億1400万円) 余りを支払うことで当局と和解した。

米金融取引業規制機構(FINRA)は18日の発表文で、メリル が顧客への値引きを確実に実施する手順を踏まなかったと指摘した。 BOAは50万ドルの制裁金と顧客に200万ドル余りを支払う。

FINRA法執行部門の責任者代行、ジェームズ・ショリス氏は 発表文で「メリルがブローカーらに販売時の値引き実施を徹底させる ことは重要だった」とした上で、「それを怠ったことで、メリルの顧客 は投資コストがかさんだ」と述べた。

ブローカーは投資家に販売するUITの規模に応じた値引きや、 他のUITへの再投資の際に値引きを提供している。

FINRAによると、メリルは2008年5月以前、顧客が値引きを 受けられるかをブローカーやその上司が判断するための指導が行き届 いていなかった。このため、06年10月から08年6月まで顧客は過剰 に課金されたという。メリルはFINRAの指摘を肯定も否定もせず に和解に応じた。

BOAの広報担当、ウィリアム・ホールディン氏は「この問題を 決着できて喜んでいる」と語り、「できるだけ迅速に対象となる全顧客 に適切な値引きを実施するよう取り組んでいる」と述べた。

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