日本株は早期上昇の可能性も、リスク回避に変化-三菱U証・芳賀沼氏

三菱UFJモルガン・スタンレー 証券の芳賀沼千里チーフストラテジストは、日本株は意外に早く上昇す る可能性があるとの見方をしている。

同氏は18日付リポートで、米国景気の失速に伴う日本企業の業績 下振れ懸念が日本株に対する慎重論につながっていると現状を分析。た だ、為替市場では米景気悪化観測が広がるなかでも、ユーロや豪ドル、 韓国ウォンが対ドルで下落したと指摘。景気が堅調な豪州や韓国の通貨 の下げは米景気悪化懸念では説明できず、「足元の金融市場の動きは、 ファンダメンタルズよりリスクに対する投資家の姿勢が強く影響してい る」という。

8月に入って南欧諸国の国債利回りが大きく上昇したが、「米国の 社債は比較的安定している」と同氏は主張。また為替市場では豪ドルや 韓国ウォンに底打ち感が出ており、「投資家のリスク回避姿勢が後退す る可能性が出ている」とみている。日本株は今期予想PER(株価収益 率)が14倍と割安感があることから、リスク回避の修正によって上昇 する可能性があるとした。

同氏は1日付で三菱U証に入社。それまでは野村証券金融経済研究 所でストラテジストを務めていた。

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