BHPへの450億ドル融資は信用回復測る試金石、借り換えに注目

世界最大の鉱山会社、英・オース トラリア系BHPビリトンは、カナダの肥料メーカー、ポタシュの買 収に向け450億ドル(約3兆8600億円)相当の融資を確保した。同 社は社債を発行してこれを借り換える計画だが、起債が順調に進むか どうかが信用市場の回復を測る試金石となる。

景気回復がもたつく一方で、社債相場は上昇し利回りは過去最低 水準にある。ポタシュに敵対的買収を仕掛けるBHPは、同業のリオ・ ティント買収を図った2008年以来で最大額を借り入れた。

4-6月(第2四半期)の米成長率は予想以下だったものの、ド イツ銀行によれば、この1年2カ月には過去最低金利での米社債発行 が10件あった。IBMが今月2日に発行した3年債の表面利率は1% だった。

BNPパリバのクレジットアナリスト、アンリ・アレクサリーン 氏はBHPの起債計画について「その規模から言って、市場の試金石 となり得る」と述べた。「このような高格付けの企業の社債には需要が ある」とも語った。

BHP向け融資は、JPモルガン・チェース、TDセキュリティ ーズ、サンタンデール銀行、バークレイズ・キャピタル、BNPパリ バ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) の6銀行が全額を引き受けた。事情に詳しい関係者1人が明らかにし た。

資金面の合意はBHPと銀行団が債券市場に対して自信を持って いることを示していると、ブローカーディーラー、ジャニー・モント ゴメリー・スコットの債券主任ストラテジスト、ガイ・ルバ氏は述べ た。「たった6行が450億ドル全額を引き受けたというのは、BHP の信用力への信頼の表れだ」とも指摘した。

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