米銀大手4行に最大15兆円の住宅ローン債権買い戻し要請も-フィッチ

バンク・オブ・アメリカ(BOA) とJPモルガン・チェース、シティグループ、ウェルズ・ファーゴの 米銀大手4行は、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)とフレディマッ ク(連邦住宅貸付抵当公社)から問題のある住宅ローン債権、最大1800 億ドル(約15兆円)の買い戻しを求められる可能性がある。格付け会 社フィッチ・レーティングスが指摘した。

フィッチのリポートによると、政府支援機関(GSE)である2 社は6月末時点で問題のある住宅ローンを計3550億ドル抱えており、 うち半分はこれらの米4大銀行がサービシング(債権管理回収)業務 を行っている。「非常に悪いシナリオ」では買い戻しが1750億ドルを 超えることが「あり得る」が、差し押さえ比率などによって買い戻し 要請額は少なくなる可能性が高いという。

住宅ローン債権の買い戻し比率が35%、回収率が55%という損失 が「中程度」のシナリオでは、負担額は約270億ドルとなるもようだ。 一方、買い戻しが25%、回収率が60%の「軽度」のシナリオでは、損 失は170億ドルになる可能性がある。

フィッチはリポートで「住宅ローン組成業務を大規模に展開する 銀行は、より積極的な債権買い戻し要請によって、フィッチの既存の エクスポージャー(リスク債権)や事実上、現行の格付けにこれまで 反映されてこなかった将来的な損失に直面する可能性があることが懸 念される」と記している。

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