欧州債:独30年債上昇、利回りは過去最低に-10年債入札を好感

欧州債市場ではドイツ30年 債利回りが過去最低を記録した。この日実施された独10年債入札 では落札利回りが少なくとも10年ぶりの低水準となり、世界景気 の回復失速への懸念が高まる中、需要が持続していることを示した。

独2年債相場も上昇。予算関連文書でドイツの今年の債券発行 額が当初予定を下回ることが示されたことも要因だった。ポルトガ ル国債相場も高い。この日の国債入札で調達額が当初予定を上回っ たことが手掛かり。また、米10年債利回りが1年5カ月ぶり低水 準にとどまったほか、日本の10年債利回りは7年ぶり低水準とな った。この日の欧州株は下げた。

ウニクレディト(ミュンヘン)の債券ストラテジスト、コー ネリアス・パープス氏は、「利回り低下が需要後退につながる兆候 はまったくない。債券市場はL字型の景気低迷に備えつつある」と 語った。

ロンドン時間午後5時現在、独30年債利回りは前日比3ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.99%。一時 は過去最低となる2.957%まで下げた。同国債(表面利率

3.25%、2042年7月償還)価格は0.67ポイント上げ

105.22。独2年債利回りは2bp低下し0.65%。

2020年7月償還のドイツ国債(表面利率3%)の利回りは

2.32%と、前日を4bp下回った。この日実施された10年債 (表面利率2.25%)入札の落札利回りは2.35%だった。

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