米NJ州がSECと和解-年金積み立て不足の開示を怠る

米ニュージャージー州は総額260 億ドル(約2兆2200億円)の地方債発行に際しての情報開示をめぐり、 米証券取引委員会(SEC)と和解合意した。SECは同州が2大年 金基金の積み立て不足を隠すことで投資家を欺いたとして提訴してい た。SECが州を標的とした初のケースだった。

SECは18日の声明で、2001年から07年までの79件の起債文 書によって教職員と公務員の年金基金積み立ては十分との「間違った 印象を与え」、州が増税や行政サービス削減なしでは分担金を賄えなか った事実は隠されていたと指摘した。

SECの地方債・公的年金基金部門責任者のイレーン・グリーン バーグ氏は18日の電話インタビューで、「われわれはほかの州・地方 当局に対しても、年金債務との関連で連邦証券法に基づく開示義務に 関して警告していきたい」と述べた。

SECが州を相手取り連邦証券法違反で訴えたのは今回が初めて で、2兆8000億ドル規模の地方債市場における詐欺的慣行を標的とし た最初の動きとなった。元SEC弁護士のスティーブ・ショールズ氏 は今回のケースについて、ほかの州・地方政府に対する行動の前触れ だと指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE