ECBは議事録の公開を、決定の合法性監視を可能に-独連立与党議員

ドイツのメルケル首相率いる キリスト教民主同盟(CDU)と連立を組む自由民主党(FDP) の幹部フランク・シェフラー議員は、欧州中央銀行(ECB)の政 策委員会は会合の議事録を公表すべきだの見解を示した。決定の合 法性について各国国民が監視できることが必要だと論じた。

シェフラー議員は17日発行の国内誌アイゲントゥムリッヒ・ フライ(EF、オンライン版)への寄稿で、ECBの国債購入決定 は違法だった可能性があるとの考えを示した。また、ECBは流通 市場で南欧諸国の国債を購入し、保有高を610億ユーロ(約6兆 7100億円)超に膨らませた可能性があると指摘した。同中銀が情 報を公開しないため確認することは困難だと付け加えた。

さらに「ECBの独立性は、法を犯しても良いという白紙委任 状ではない」と強調。「ECBは、少なくとも過去の行動について 透明性を提供する必要がある。例えば、政策委の議事録や債券購入 プログラムの詳細を、後日公表するなどの方法がある」と続けた。

シェフラー議員は、ECBは国債購入決定によって重大な一線 を越えたとのドイツ連邦銀行のヘルムート・シュレジンガー元総裁 の発言を引用。トリシェ総裁が推した国債購入計画に対し、ECB 政策委メンバーのウェーバー独連銀総裁と同じくドイツ人のシュ タルク理事が反対票を投じたようだと、情報源を明らかにせずに語 ったという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE