8月英中銀議事録:政策維持決定、8対1-利上げに1票

イングランド銀行(英中央銀行) は5日に開いた金融政策委員会(MPC)で、政策金利と資産買い 取りプログラムを維持することを決定した。MPCメンバーは緊急 刺激策の拡大と引き揚げの双方について検討した。アンドルー・セ ンタンス委員は3カ月連続で利上げを主張した。

18日に発表された議事録によると、キング総裁ら9人で構成す るMPCは政策金利のレポ金利を過去最低の0.5%に据え置き、資 産買い取り枠については2000億ポンド(約26兆6700億円)で維 持することを決めた。センタンス委員はインフレ期待が解き放たれ る恐れがあるとして0.75%への利上げを主張した。

議事録は、「MPCは一段の緩和を求める主張を検討した」一方 で、「金利の小幅引き上げを求める意見もあった」とした上で、「デ ータのバランスは引き続き、余剰能力の幅がインフレを抑制する公 算が大きいことを示唆した」と続けた。

7月の英インフレ率は政府目標の上限である3%を上回り、キ ング総裁が17日、インフレ抑制策についてオズボーン財務相あて の公開書簡で説明することが必要になった。同総裁は、インフレ率 上昇は「一時的な」要因によるものだと指摘し、中銀は政策をいず れの方向にも動かす用意があるとあらためて表明した。

ポンドの対ドル相場は議事録発表後に上昇し、一時は前日比

0.5%高となった。ロンドン時間午前9時48分(日本時間午後5時 48分)現在は1ドル=1.5598ドルで取引されている。2年物英国 債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の

0.681%。

インベステック・セキュリティーズのエコノミスト、フィリッ プ・ショー氏(ロンドン在勤)は電話インタビューで、「ポンドは恐 らく、量的緩和拡大を求める票がなかったという事実によって若干 堅調になった」と述べた。ただ、「一段の金融緩和のリスクは多少小 さくなったようだが、実際には中銀の姿勢は中立的だ」と指摘した。

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