バーゼル委:新銀行規制の成長への影響「軽微」、プラス大きい

バーゼル銀行監督委員会は同委員 会が提案している新しい銀行規制について、経済成長への悪影響は「軽 微」にとどまるとの見解を示した。新規則が成長と雇用を脅かすとの 金融機関の主張を退けた。

バーゼル委が18日公表した試算によると、新規則は4年半の間、 成長率を平均で年0.04ポイント押し下げる見込み。一方で、金融シス テムの健全性を高め銀行危機再発やそれに伴う生産縮小のリスクを低 下させると同委員会は指摘した。

バーゼル委のウェリンク委員長は声明で「提案されている改革に よる経済的利益は相当大きい。規制のコストについての分析とともに これを考慮する必要がある」と指摘。「これらの利益は、銀行システム が長期的により強いものとなることに加えて、金融システムの安定に 対する信頼が高まることの結果だ」と解説した。

ドイツ銀行やバンク・オブ・アメリカ(BOA)は、規制強化が 融資縮小につながり景気回復を阻害する恐れがあると論じていた。20 カ国・地域(G20)は11月を期限として銀行の自己資本の質と量およ び余剰流動性を高める規則の概要をまとめようとしている。バーゼル 委はこの議論の土台とするため試算を公表した。

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