アルゼンチン国債の保有リスク、ギリシャ国債下回る-成長見通しで

クレジット・デフォルト・スワッ プ(CDS)市場では、アルゼンチン国債の保有リスクが7週間ぶり にギリシャ債のリスクを下回った。アルゼンチン経済が1992年以来の 速いペースで拡大しつつあることが背景。

CMAデータビジョンによれば、アルゼンチン国債の5年物CD Sスプレッドは今週、15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 低下して817bpとなり、ギリシャ国債の同様のスプレッドを27bp 下回った。ギリシャ国債のCDSスプレッドは同期間に24bp上昇し た。

米銀ウェルズ・ファーゴは、商品輸出の急増で税収拡大が見込ま れることから、アルゼンチン国債の保証コストはギリシャを下回る水 準が続くとみている。モルガン・スタンレーは、南米第2の経済規模 を持つアルゼンチンの今年の国内総生産(GDP)伸び率を9.7%と 予想、域内で最も高くなると見込んでいる。一方、ギリシャ政府と欧 州連合(EU)の予想では同国の成長率はマイナス4%の見通し。

ウェルズ・ファーゴの新興市場エコノミスト、アリアム・バスケ ス氏(ニューヨーク在勤)は、「これが長期トレンドであることは間違 いない」と述べ、アルゼンチンの「経済は拡大しており、成長見通し は非常に力強い。さらに重要なのは、財政状況が堅固なことだ。資金 調達ニーズはもはや懸念材料ではなく、ギリシャとは明らかに異なる」 と指摘した。

モルガン・スタンレーは、アルゼンチンの今年の財政赤字を対G DP比で0.1%と予想。一方、ギリシャは昨年GDP比で13.6%だっ た財政赤字を、今年8.1%に削減することを目指している。

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