ABCマト株急伸、MSCI指数の浮動株引き上げ-円高メリットも

靴小売店をチェーン展開するエー ビーシー・マート株が一時、5.3%高の2813円と約2週間ぶりの高値 水準へ急反発。MSCI株価指数を算出するMSCIバーラが17日、 ABCマト株のFIF(外国人投資家可能浮動株比率)を引き上げた ことが材料視された。為替が円高トレンドにある中、円高メリットを 享受できる銘柄としても再評価された。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所の西村由美次長 は、「今回のMSCIによる浮動株比率引き上げはABCマトの1銘柄 のみであるため注目が集まりやすく、海外投資家によるファンドへの 組み入れを先回りした買いが入りやすい」と話していた。

ABCマトのFIFは従来の30%から35%へと引き上げられ、M SCI指数に連動するファンドを運用する海外投資家による買い需要 の増加が見込める。MSCI指数への反映は、8月31日の取引終了時 をもって実施。MSCIバーラは、時価総額や流通株数、浮動株比率 などに基づき銘柄を選定し、業界や国の比重も考慮する。

また、「円高による製品の輸入価格低減で価格競争力を高められる 『円高メリット銘柄』の代表格としても、あらためて評価されている ようだ」と、西村氏は指摘する。18日午前の東京外国為替市場ではド ル・円相場がじり高展開で、午前10時すぎからは1ドル=85円台前 半でもみ合っている。

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