IMF:ドイツの空売り禁止は効果薄、市場機能損ねただけ-報告書

国際通貨基金(IMF)は、ドイ ツによる一部株式と債券などのネーキッド(現物の裏付けがない)空 売りの一方的な禁止は、市場の機能を損ねただけで、同国政府が目指 した資産価格の維持達成にはつながらなかったと指摘した。

IMFはウェブサイトに掲載した16日公表の報告書で、ドイツ での空売り禁止導入や欧州連合(EU)諸国の動きから「市場の効率 性とその質は実際、著しく悪化した」と述べた。

ドイツ連邦金融監督庁(Bafin)が5月18日に公表したメ ルケル政権の空売り禁止について、IMFは「目標とした金融機関の 株価下支えには比較的小さな効果しかなかった一方で、流動性低下と ボラティリティの著しい上昇を招いた」と分析した。

IMFは、信用危機の際に空売りが価格下落を引き起こしたこと を示す明らかな証拠はないとし、相場下落の大半は「基礎的要因や、 部分的または不十分な開示による不透明感によるものだろう」と指摘 した。

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