米GM、普通株のIPOとともに優先株発行を検討-関係者

米ゼネラル・モーターズ(GM) は、普通株の新規株式公開(IPO)に際して優先株を発行する可能 性がある。米証券取引委員会(SEC)への届け出草案と、GMの計 画に詳しい関係者2人の話から明らかになった。

届け出草案と同関係者によると、GMは優先株発行によって資金 を調達する。普通株の新規発行はしない。届け出草案が未公表である ことを理由に関係者が匿名を条件に明らかにした。

事情に詳しい関係者1人が先週述べたところによれば、GMのI POの規模は120億-160億ドル(約1兆250億-1兆3660億円)に 達する。米企業のIPOとしては2008年3月のビザ(197億ドル)に 次ぐ史上2番目の規模になる見通し。米政府は現在、GM株の61%を 保有しており、財務省がIPOに際して一部を売り出す。米証券取引 委員会(SEC)へのIPO申請は18日に行われる可能性がある。

ケリー・ブルー・ブックのエグゼキュティブ・マーケット・アナ リスト、ジェームズ・ベル氏は、「GMは十分な運転資金の調達を期待 している」と説明。さらに「GMにとってもっと重要なのは、企業イ メージの観点から、政府の持ち分を減らすことだ」と指摘した。

同関係者によると、優先株発行が検討されることになったのは、 優先株が債券と株式の特徴を持ち合わせており、ヘッジファンドや新 たな投資家を呼び込むのが目的だという。

GMの広報担当ランディ・アリックス氏と米財務省のマーク・ポ ーステンバック報道官はコメントを控えた。

NYSEなどに上場

優先株は将来、普通株に転換可能。転換価格は特定されていない。 優先株の発行はIPOの完了が条件となる。草案の詳細を確認した同 関係者が明らかにした。届け出は最終版がまとまる前に修正される可 能性がある。優先株発行によって調達した資金は一般的業務目的に充 てられるという。

届け出草案や同関係者によると、普通株はニューヨーク証券取引 所(NYSE)とカナダのトロント証取に、優先株はNYSEにそれ ぞれ上場の予定。

GMの計画に詳しい関係者2人が6月時点で明らかにしたところ によると、財務省は同社の持ち株3億400万株の5分の1を売り出す 見通し。そうなれば政府の出資比率は50%未満に低下する。

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