PIMCOグロース氏:GSE活用で大規模借り換えを-実現見込み薄

【記者:Lorraine Woellert】

8月17日(ブルームバーグ):米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドの運用に 携わるビル・グロース氏は、景気を支援するため、政府主導で住宅ロ ーンの大規模な借り換えを後押しすべきだと主張した。ただその一方 で、政策担当者はこれに賛成しないだろうとの見方を明らかにした。

グロース氏は17日、住宅金融制度の抜本改革に関する意見集約を 目指し、財務省などが主催した会合で発言し、ファニーメイ(連邦住 宅抵当金庫)やフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)など政府支 援機関(GSE)を活用し、住宅保有者のローン返済の軽減を図るよ う政府当局者に強く求めた。しかし、その後記者団に対して、こうし た構想は「実現の可能性がかけらもない」と語った。

グロース氏は会議終了後、「そろそろ実体経済にプラスになること を行ってもいいころだ」と述べ、大規模な借り換えによって、住宅保 有者とウォール街(米金融街)との釣り合いが取れるとの考えを示し た。

最高で7%にも達する高金利住宅ローンの借り換えによって、借 り手の月々の返済額が減り、景気押し上げ効果が期待できるだけでな く、住宅価格が最大5%値上がりする可能性があるとグロース氏は指 摘する。同氏は「ウォール街だけが損をするだろう。われわれが損を し、われわれの顧客が損をすることになるだろう」と説明した。

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