英中銀総裁:刺激策を拡大・縮小する用意ある-必要に応じ

イングランド銀行(英中央銀行) のキング総裁は、インフレ管理に向け緊急的な刺激策を拡大または縮 小する用意があるとの意向を示し、インフレ率が政府目標の上限であ る3%を上回っているのは「一時的要因」によるものだと説明した。

キング総裁は17日公開されたオズボーン財務相にあてた書簡で、 「インフレ率が高水準にある多くの要因は、2010年1月の付加価値税 (VAT)引き上げに加え、過去の原油相場上昇や07年半ば以降のポ ンド安に伴う仕入れ価格上昇の影響継続であり得る」と指摘、「見通し に応じて、英中銀は金融面での刺激策の規模を拡大ないし縮小する用 意がある」との方針を示した。

7月のインフレ率が3.1%となったことに伴い、キング総裁にイ ンフレ抑制に向けた公開書簡による説明義務が生じた。

オズボーン財務相はキング総裁への書簡による返答で、「見通しの 展開次第で政策をいずれの方向にも動かす金融政策委員会(MPC) の柔軟性と意向を歓迎する」と表明した。

英国の法律は、インフレ率が目標とする2%を1ポイントを超え 上回るか下回った場合、英中銀総裁に財務相への書簡送付を義務付け ている。今年はこれまで2月と5月に説明責任が生じた。

キング総裁は、「今後数カ月間に公開書簡を再び送付する必要が生 じる可能性が引き続き極めて大きい」と述べ、「インフレがどれだけ速 いペースで、そしてどれだけ落ち込むかを判断するのはともに困難だ。 MPCの中心的な見方と比較して双方向に著しいリスクがあるためだ」 と説明した。

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