米国株:上昇、S&P500種2週ぶり大幅高-決算を好感

米株式相場は上昇。S&P500 種株価指数は2週間ぶりの大幅高だった。企業の好決算や英豪系資源 会社BHPビリトンがカナダの肥料メーカー、ポタシュに提示してい た390億ドルの買収案が材料視された。

小売り最大手ウォルマート・ストアーズは1.2%上昇。住宅用 品小売りのホーム・デポも高い。両社とも通期の利益予想を上方修正 した。ポタシュを中心に肥料メーカーの株価が上昇。ポタシュはBH Pの買収案を拒否した。ヘルスケア製品のジョンソン・エンド・ジョ ンソン(J&J)は、米資産家のウォーレン・バフェット氏率いる投 資・保険会社バークシャー・ハサウェイが持ち株を増やしたことが好 感され上昇した。

S&P500種株価指数 は前日比1.2%上昇の1092.54。ダウ 工業株30種平均は103.84ドル(1%)高の10405.85ドル。

レイモンド・ジェームズ・アソシエーツのチーフ投資ストラテ ジスト、ジェフリー・ソー氏は、「株価は割安だ」と述べ、「企業利 益は非常に良好なようだ。消費者もニュースでみるよりも状態は良さ そうだ。企業の手持ち資金は潤沢で、一から資産を構築するよりも資 産を購入する方が安い。株式についてはあまり多くのマイナスはない。 年初来の高値を試す可能性がある」と述べた。

鉱工業生産、PPI

S&P500種の業種別10指数はいずれも上昇。同株価指数は4 月23日に記録した年初来の高値から前日までに11%下落した。

午前に発表された7月の鉱工業生産指数は前月比で1%上昇と、 市場予想の2倍に達した。また生産者物価指数(PPI)は前月比

0.2%上昇で4カ月ぶりの上昇だった。食品とエネルギー価格を除く コア指数は0.3%上昇と、これも市場予想を上回った。

7月の米住宅着工件数は前月比で増加したものの、市場予想に は届かなかった。また住宅着工許可件数は昨年5月以来の最低に落ち 込んだ。

米商務省が発表した7月の住宅着工件数(季節調整済み、年率 換算、以下同じ)は前月比1.7%増の54万6000戸だった。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は56万戸。 許可件数は3.1%減少した。

テンプルトン・アセット・マネジメントのマーク・モビアス会 長はブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで、「強気相場が 続くだろう」と述べた。

ウォルマートは上昇。同社の四半期決算は海外事業の好調が米 国での販売不振を補った。同社はまた、通期の利益見通しを上方修正 した。通期利益予想は1株当たり最大4.05ドル、従来予想は最大4 ドルだった。

ホーム・デポは3.4%高。ホーム・デポの5-7月(第2四半 期)決算は、利益がアナリスト予想を2.1%上回った。

ブルームバーグのまとめたデータによると、7月12日以降に四 半期決算を発表したS&P500種銘柄444社のうち、利益が予想を 上回ったのは75%に達した。

ブルームバーグのまとめたアナリスト予想では、S&P500種 採用企業の2010年の増益率は36%、2011年は16%となっている。

素材株

S&P500種の素材株価指数は2.3%上昇と、業種別10指数の 中で値上がり率最大だった。ポタシュは自社の価値を「著しく過小評 価している」として、BHPの買収案を拒否した。

北米2位の肥料メーカー、モザイクは8.7%上昇した。

食品容器・包装用品メーカーのパクティブは5.4%高。同社は身 売りに合意。取引は約60億ドル相当の規模とされている。

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