世界2位の経済大国に浮上した中国-輸出・投資依存の成長にリスク

中国の国内総生産(GDP)が4 -6月(第2四半期)に日本を上回ったものの、中国は輸出需要の減 少や賃金の上昇、さらに記録的な融資に伴う不良債権の増加というリ スクに直面している。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の新興市場担当スト ラテジスト、ブライアン・ジャクソン氏(香港在勤)は、内需を拡大 できず輸出や投資への依存を減らすことに失敗すれば、中国の「国と してのプライド」が第2四半期に達成した節目から押し上げられても あまり価値はないだろうと述べた。

中国を30年余りで新興の超大国に押し上げた輸出や投資は、欧米 の消費者が支出を抑制し、中国政府による4兆元(約50兆円)規模の 景気刺激策が段階的に縮小される中で今、リスクにさらされている。 中国の貿易黒字拡大により、米国との通商摩擦が再燃する恐れもある。

清華大学のパトリック・チョバネック准教授は「中国は過去30 年間、1980年代前半に日本を成長に導いた輸出主導型の成長モデルを 模倣した」と述べた上で、「その後の日本に何が起きたか。適応できず に勢いを失ったのだ」と解説した。

内閣府が16日発表した日本の第2四半期実質GDPの1次速報 値は年率換算で前期比0.4%増と、ブルームバーグが集計したエコノ ミスト19人の予想をすべて下回った。ドル換算ベースのGDPは1兆 2883億ドルで同四半期の中国の1兆3369億ドルを下回り、これまで 日本が維持してきた米国に次ぐ世界第2位の座を中国に譲った。

--Kevin Hamlin, Li Yanping. With assistance from Haslinda Amin and Shiyin Chen in Singapore, Wendy Leung and Frank Longid in Hong Kong. Editors: Stephanie Phang, Paul Badertscher

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 関根裕之 Hiroyuki Sekine +81-3-3201-7850 hsekine@bloomberg.net Editor: 記事に関する記者への問い合わせ先: Kevin Hamlin in Beijing on +86-10-6649-7573 or khamlin@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Russell Ward at +81-3-3201-2079 or rward16@bloomberg.net

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