トヨタ紡株が1年2カ月ぶり安値、赤字続く北米に留意-野村証格下げ

トヨタ紡織の株価が大幅続落し、 2009年6月1日以来、約1年2カ月ぶりの安値を更新した。米国景気 の先行き不安が強まるなか、赤字が続く北米事業の損益改善の進ちょく を見極めたいとの見方が出ている。野村証券金融経済研究所は16日、 投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

株価は前日比5.3%安の1206円まで下げた。午前の出来高は63万 6500株と、前日の30万8300株をすでに大きく上回っている。

野村証券の山岡久紘アナリストは16日付のリポートで、4-6月 (第1四半期)の連結営業損益が98億円の黒字に転換したことについ て、「北米の赤字縮小や国内自動車生産増が貢献しポジティブな印象」 としつつ、「下期(10月-11年3月)にかけての国内自動車生産動向 や、縮小は見込まれるものの赤字が続く北米事業に留意したい」と述べ ている。

4-6月の北中南米地域の営業損益は1-3月比5億円改善して 19億円の損失となった。野村証では、下期は国内が自動車生産減少に より上期(4-9月)比で減益となると予想しており、北米の利益改善 が見えれば全体で上期並みの利益を確保できると考える。同証券では 11年3月期の営業利益を前期比46%増の368億円と予想している。会 社側の計画は270億円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE