FCC株続伸、二輪車向け需要で業績期待-野村証判断上げ(Update1

自動車や自動二輪車のクラッチを 製造するエフ・シー・シー株が一時、前日比2.8%高の1746円と続伸。 新興国の二輪車向け需要がおう盛で、増収が続くとの見方から野村証 券では投資判断を最上位の「1(買い)」に引き上げたため、一段の株 価上昇を見込む買いが優勢となった。午前終値は2.7%高の1745円。

野村証の山岡久紘アナリストは16日付のレポートで、日米での四 輪車生産増の効果や、新興国の二輪車向け需要が従来予想以上である とし、同証による2011年3月期の連結営業利益予想を従来の100億円 から123億円に増額修正した。会社側計画は100億円。こうした点を 踏まえ、FCCの投資判断を従来の「2(中立)」から「1(買い)」 に引き上げ、今後12カ月間の目標株価は2150円に設定した。

目標株価の算定根拠は、12年3月期の利益予想を基準に、過去の PER水準やホンダ系部品メーカーの標準的なPER10-12倍を適 用している。

山岡氏によると、同社の二輪車向け売上高比率は52%で、野村証 がカバーするホンダ系部品メーカーの中で最も高い。インドネシアや タイでは輸出、個人消費主導による景気拡大が続き、二輪車需要は好 調。同証では、10年のインドネシアの二輪車需要は前年比26%増、タ イは同18%増と見込む。両国の業績貢献度が大きいため、FCCのア ジアの今期営業利益を前期比88%増の77億円と予想した。

また野村証では、新興国の二輪車需要の増加は来期も続くとし、 12年3月期の連結営業利益は前期推定比14%増の140億円と試算して いる。

取材協力:河野敏

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE