ブラジルのブラスケム、初のユーロ建て債発行計画-低金利や好需要で

ユーロ建ての借り入れコストがド ル建てとの比較で4カ月ぶりの低水準になっている状況を受けて、ブ ラジルの石油化学会社ブラスケムが同社初のユーロ建て債発行を計画 している。サンタンデール銀行によると、これはブラジルからの起債 が増える兆しかもしれない。

ブラスケムがユーロ建てで起債する理由について、最高財務責任 者(CFO)は先週サンパウロで、欧州の方が米国よりも新興市場国・ 地域債に対する需要が強いためだと記者団に説明した。今年のブラジ ル債の海外販売引き受けランキングで上位6位に入っているサンタン デールとドイツ銀行は、欧州債の投資損益が4月と6月にマイナスと なり、投資家が代替投資先を探していることを理由に挙げ、企業にユ ーロ建て債の発行を強く勧めている。

サンタンデールのブラジル債・資本市場責任者、リカルド・レオ ニ氏は電話インタビューで、欧州の債務危機の深刻化を受けて、「一部 の投資家が他の地域への分散投資を本格的に検討し始めた」と指摘す る。

ブルームバーグの集計データによると、ユーロ建て5年物債のド ル建て債に対する上回せ利回り(スプレッド)は先週、一時25ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)と、4月28日以来の低水準に縮 小した。5月6日には39bpと、年初来の最高水準に達していた。

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