旭硝子と日電硝株に売り、在庫調整厳しいとシティ証格下げ

旭硝子と日本電気硝子の株価が下 落。LCD(液晶ディスプレイ)パネルの在庫調整の悪化に加え、L CDガラスの需給緩和を背景にした業績鈍化懸念が出ており、売りが 優勢だ。シティグループ証券は16日、両社の投資判断を「買い」から 「中立」に引き下げた。

きょうの旭硝子株は一時前日比2.7%安の816円、日電硝は同

4.7%安の953円まで下落。東証ガラス・土石製品指数は2%安まであ り、東証1部33業種の値下がり率上位に並ぶ。

シティグループ証券によると、LCDパネルの大幅な需要減速に より、今後LCDガラス基板の需給は大きく緩和する見通し。また、 パネルメーカーの収益性の急速な悪化により、ガラスメーカーへの価 格プレッシャーが高まっているという。

同証の池田篤アナリストは16日付のリポートで、価格下落も影響 し、両社の収益は4-6月期をピークに減益局面に入ると予想。「収益 の本格的な改善は、2011年4-6月期からとなろう。絶対的な利益水 準は高いが、液晶サイクルが低下する局面でバリエーションは切り上 がり難いと予想」している。

シティ証では、旭硝子の2011年12月期の連結営業利益は2090 億円から1825億円、日電硝の11年3月期は1490億円から1210億円 に下方修正した。旭硝子の会社側計画は2000億円、日電硝については 通期予想を公表していない。

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