米連邦地裁がシティとSECの和解案を承認せず-虚偽報告

米銀シティグループがサブプライ ム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の保有資産を実際より少 なく報告し投資家に誤解を与えたとして、米証券取引委員会(SEC) が提訴していた民事訴訟で、ワシントンの米連邦地裁判事は16日、和 解案を承認しなかった。和解案でシティ側は7500万ドル(約64億円) をSECに支払うことで合意していた。

シティ株主の弁護士のマシュー・ミラー氏は、エレン・フベル判 事が和解案文書の内容に満足せず、さらなる説明を求めたことを明ら かにした。シティ側は9月8日から新たな書類を提出する予定。

SECは7月29日に同地裁に提出した訴状で、シティはサブプラ イムローン関連の保有資産に関して決算発表と財務報告書で虚偽の報 告を行ったと主張し、エクスポージャーのうち400億ドル強が一部で 開示されていなかったと指摘していた。これに対し、シティの元最高 財務責任者(CFO)と投資家向け広報(IR)責任者はリスク開示 を怠ったことに対する和解金として合計18万ドルの支払いに合意し ていた。

SEC報道官のケビン・キャラハン氏は、要請された追加情報を 裁判所に提出すると説明。シティの広報担当者、シャノン・ベル氏は この件に関する判事の質問にすべて答える方針を明らかにした。

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