【個別銘柄】輸出、東電、電硝、ガリバ、マスク、トヨタ紡、UKC

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

輸出関連株:TDK(6762)が前日比1.3%安の4490円、トヨタ 自動車(7203)が0.7%安の3005円など。米国で16日発表されたニ ューヨーク地区の製造業景況指数が7.1と、エコノミスト予想中央値 の8を下回った。為替市場では円が対ドルやユーロで前日に比べやや 円高で推移しており、収益不安から売りが先行した。

円高恩恵銘柄:東京電力(9501)が1.6%高の2458円、日本製紙 グループ本社(3893)が1.6%高の2342円など。為替の円高進行が原 燃料輸入コストの負担軽減につながる電力やパルプ・紙株の一角が買 われた。東電については、みずほ証券が16日付で、原発稼働率の回復 期待を背景に、株価には割安感があるとの見方を継続し、投資判断「ア ウトパフォーム」、目標株価2900円を据え置いている。

旭硝子(5201)と日本電気硝子(5214):旭硝子が1.1%安の830 円、日電硝は3.7%安の963円。シティグループ証券は16日、「LC Dパネル/セットの在庫調整は従来想定以上に厳しくなる見通しで、 LCDガラス需給も今後急速に緩和に向かおう」などと指摘し、両社 の投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

ガリバーインターナショナル(7599):5.8%安の3405円と大幅続 落。17日付の読売新聞朝刊などは、4-6月国内総生産(GDP)の 伸び率減速を受けて追加経済対策の検討に入った、と報道。12月末に 期限を迎えるエコポイント制度のほか、エコカー補助金の延長、中小 企業の資金繰り支援などが具体的に検討されるといい、新車への買い 換え需要の継続が中古車業界にマイナスに働くと見られた。

マスク関連株:ダイワボウホールディングス(3107)が5.1%高 の185円、シキボウ(3109)が4.7%高の111円など。インドとパキ スタンが発生源とみられ、抗生物質がほとんど効かない新たな腸内細 菌に感染した患者が、両国のほか、欧米諸国でも急増、17日までにベ ルギーで1人の死亡が確認された、と読売新聞オンライン版がロンド ン発で報道。需要高まりの可能性を材料視する買いが入った。

商船三井(9104): 0.7%安の563円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券は16日、予想PER(株価収益率)の妥当水準を保守的に 見直し、目標株価を770円から700円に引き下げた。

OBARA(6877):6%高の832円。大和証券キャピタル・マー ケッツは16日付で、4-6月までは業績が順調な進ちょくと評価し、 投資判断を「1(買い)」で継続した。

エフ・シー・シー(7296):2.4%高の1740円。新興国向けに二輪 車クラッチの高成長が続くとして、野村証券金融経済研究所は16日、 投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げた。

トヨタ紡織(3116):3.5%安の1229円。赤字が続く北米事業の利 益改善の進ちょくを見極めたいとして、野村証券金融経済研究所は16 日付で、投資判断を「1(買い)」から「2(中立)」に、目標株価を 1870円から1400円に引き下げた。

タチエス(7239):5.7%高の1059円。野村証券は16日、投資判 断「1(買い)」を継続、目標株価は従来の1100円から1400円に引き 上げた。

楽天(4755):1.9%安の6万3500円。海外展開による収益貢献が 本格化するのにしばらく時間がかかるとみられるなどとして、コスモ 証券は16日付で投資判断を「A(アウトパフォーム)」から「B+(中 立プラス)」に引き下げた。

カプコン(9697):1.6%高の1248円。欧米で交流サイト(SNS) を通じたソーシャルゲーム事業に参入する、と17日付の日本経済新聞 朝刊が報道。米フェースブックが抱える5億人超の会員網を活用し、 米アップルの高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」向けに 9月からゲームの配信を始めるとしている。

大阪証券取引所(8697):1.7%高の42万4000円。大証の米田道 生社長は16日、東京都内で記者会見し、ジャスダックなど新興市場で の取引時間延長を先行して検討する考えを示唆した、と同日夜に共同 通信が報じている。

福井コンピュータ(9790):9.4%高の421円。ダイテックホール ディング(名古屋市)が福井コンピに対する株式公開買い付け(TO B)を実施する、と13日に発表しており、TOB価格(1株450円) を意識した買いが続いた。前日はストップ高(値幅制限いっぱいの上 昇)で終えていた。

銀行株:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が0.7% 安の413円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が0.7%安の 2561円など。株価は次のイベントを待つ展開に入ったとし、ドイツ証 券ではセクター投資推奨ウエートを従来の「オーバーウエート」から 「市場平均並み」に引き下げた。

東京急行電鉄(9005):2.1%高の385円。4-6月(第1四半期) の営業利益上振れは、不動産分譲の販売原価率低下やホテル事業での コスト削減など恒久的な収益上振れ要因が大きいとして、ドイツ証券 では16日付で投資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を 405円から455 円に引き上げた。

東理ホールディングス(5856):3.9%安の25円。今期(2011年 3月期)連結営業利益は従来予想を50%下回り、前期比2.2倍の3億 2100万円になる見通し、と16日発表した。ダイカスト事業での原材 料価格の上昇や、食品流通事業での競争激化などが利益を圧迫する。

UKCホールディングス(3156):5%安の951円。公募増資など で最大20億円(手取概算額)を調達する。調達資金は韓国の持分法適 用関係会社の連結子会社化に伴う株式取得資金などに充当方針。1株 価値の希薄化や株式需給の悪化を懸念した売りに押された。

ラオックス(8202):1%安の99円。第三者割当増資を実施して 25億円(手取概算)を調達する。割当先は中国の蘇寧電器の孫会社と、 ラオックスの羅怡文社長が代表の日本観光免税(東京・目黒)。1株価 値の希薄化や株式需給悪化を懸念した売りと、財務や経営基盤の強化 を期待した買いが交錯した。

ソースネクスト(4344):11%安の2万2000円と大幅に5日続落 し、東証1部の下落率トップ。前週12日発表の4-6月(第1四半期) 決算が大幅減収、最終赤字継続となって以来、売りに押される展開が 続く。第1四半期は4月にプロモーションを自粛した影響などから、 単体売上高は前年同期比63%減の7億円、純損失は7900万円だった。 通期売上高予想の60億円に対する進ちょく率は11.6%。

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