中国が世界2位の経済大国に浮上-4-6月期GDP規模で日本抜く

中国の国内総生産(GDP)が4 -6月(第2四半期)に日本を上回った。1978年に当時の指導者、鄧 小平氏の下で始まった改革・開放政策から30年余りを経て、中国は世 界2位の経済大国に浮上した。

内閣府が16日発表した日本の4-6月期GDPは1兆2883億ド ル(約111兆円)。これに対し、中国は1兆3369億ドルだった。ゴー ルドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、ジム・オニー ル氏は、人口13億人の中国が2027年までに年間GDPが約14兆ドル の米国を追い抜き、世界一の経済大国になると予想している。

国際通貨基金(IMF)の中国部門責任者を務めていたブルッキ ングズ研究所のエスワール・プラサド上級研究員は、「中国が日本を抜 いたという事実は、世界経済において中国の支配的な役割が高まって いるという象徴だ」と言明。「危機の間に示された中国経済の弾力性の おかげで多くの国、特に商品輸出国はうまくいった」と指摘した。

中国は昨年、米国を抜き世界一の自動車市場となった。輸出国と してもドイツを抜き世界一に躍り出た。中国は鉄鉱石と銅では世界最 大の買い手で、世界2位の原油輸入国でもある。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたデータによれば、中国のG DPは2009年10-12月(第4四半期)に日本より大きかったが、日 本は今年1-3月期に再び中国を抜いた。アクション・エコノミクス (シンガポール)のアジア予測責任者デービッド・コーエン氏は、日 中の四半期ベースのGDP比較は「少しばかりトリッキーだ。両国間 の異なる季節パターンを考慮していないためだ」と話した。

それでも米会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(P wC)は1月のリポートで、中国が20年前後に米国を抜き世界一の経 済大国になる道を進んでいるとの見方を示していた。

みずほ証券アジアの香港在勤エコノミスト、シェン・チエンクア ン氏は、4-6月期のGDP成長率は前年同期比で中国が10.3%、日 本が前期比年率0.4%だということに触れ、「その差は将来に向け拡大 する可能性が高い」と予想、「見込める成長率を考慮すると、日本が再 び2位となる公算は小さい」と述べた。

--Kevin Hamlin, Li Yanping. With assistance from Marco Babic and Sunil Jagtiani in Singapore, Russell Ward and Keiko Ujikane in Tokyo. Editors: Stephanie Phang, Michael Heath, Matthew Brooker

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 笠原文彦  Fumihiko Kasahara  +81-3-3201-3761 fkasahara@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: Kevin Hamlin in Beijing on +86-10-6649-7573 or khamlin@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +81-3-3201-7553 or canstey@bloomberg.net

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