インド:7月の卸売物価指数、半年ぶりの低い伸び

インドのインフレ率は7月に、6 カ月ぶりの低い伸びとなった。インド準備銀行(RBI、中央銀行) は5カ月間で4回の利上げを実施したが、金融引き締めペースを緩和 する余地が生まれた。

インド商工省が16日発表した7月の卸売物価指数(WPI)は前 年同月比9.97%上昇と、6月の同10.55%上昇から伸びが鈍化した。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト21人の予想中央値 (同10.4%上昇)も下回った。

コタク・マヒンドラ銀行のチーフエコノミスト、インドラニル・ パン氏は指標発表前、「準備銀は小休止して、これまでの利上げが景気 に与えている影響を見極める必要がある。世界の状況を認識すべきだ」 と述べていた。

スバラオ準備銀総裁は7月27日、リバースレポ金利を0.5ポイン ト引き上げて4.5%に、レポ金利を0.25ポイント引き上げ5.75%に した。次回の金融政策の公表は9月16日。パン氏は、来年3月末まで の追加利上げ幅を0.5ポイントとみている。

インドの7月の食品価格は前年同月比11.4%上昇で、伸び率は昨 年11月水準のほぼ半分。予想よりも雨量が多く、農作物の生産が増え ている。

12日に発表された同国の6月の鉱工業生産指数は前年同月比

7.1%上昇と、5月の同11.3%上昇から減速した。

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