グラハム・キャピタル、ドイツ銀出身のカルデリーニ氏をCIOに採用

ケン・トロピン氏が運営する米ヘ ッジファンド、グラハム・キャピタル・マネジメント(運用資産68 億ドル=約5840億円)は、ドイツ銀行で株式自己勘定取引責任者を 務めたパブロ・カルデリーニ氏(46)を最高投資責任者(CIO)と して採用した。

ブルームバーグ・ニュースが入手した投資家向け書簡によると、 カルデリーニ氏は16日からグラハム・キャピタルで勤務する。同氏 はトロピン氏と共に自己勘定取引事業を管理し、トロピン氏、ポー ル・セドラック最高経営責任者(CEO)、ボブ・マレー最高執行責 任者(COO)と並び執行委員会メンバーとなる。

トロピン氏は電話取材に応じ、「向こう6-9カ月間に約10人の トレーダーを採用予定で、カルデリーニ氏はその中心的役割を果たす」 と述べた。

米政府が銀行の自己勘定取引を制限する中、ヘッジファンドは同 取引部門でトレーダーの採用を進めてきた。ドイツ銀の自己勘定デリ バティブ(金融派生商品)取引部門のマネジングディレクター、ネル ソン・セイヤーズ氏は先月、オプション取引を専門とするヘッジファ ンド会社アルファベット・マネジメントに移籍した。

トロピン氏は、カルデリーニ氏に最初にアプローチしたのは約3 年前だが、自己勘定取引を制限するいわゆる「ボルカー・ルール」の 導入で今回はより「オープンな姿勢」で受け入れられたと説明。「ボ ルカー・ルールの結果、有能で経験豊富なトレーダーを採用する特異 な環境」があると書簡で語った。グラハム・キャピタルの従業員数は 約165人。

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