ヘッジファンドの米天然ガス買越残高:23%減少-今年の最低水準に

ヘッジファンドの天然ガス相場の 上昇を見込む買越残高が今年の最低水準に落ち込んだ。メキシコ湾のハ リケーンシーズンがこれまでのところ静かな状況で天然ガス相場は下落 しており、月間ベースで19%下げた昨年8月と同様の動きを示す可能 性がある。

米商品先物取引委員会(CFTC)によると、ヘッジファンドなど 大口投機家のガス相場の上昇を見込む買い越しは10日終了週に23%減 少した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のガス相場は今月に入 って12%下げ、13日終値は100万BTU(英国熱量単位)当たり

4.328ドルだった。

ガス在庫が10月末までに過去最高水準に迫るとの見通しが広がる なか、相場は今年22%下落した。このため、投資家は、ガス市場への 投資を控えている。消費者信頼感が8カ月ぶりの低水準近辺にあるた め、ガス需要回復の鈍化が予想されている。

コンサルタント会社リポウ・オイル・アソシエーツのアンディ・リ ポウ社長は「昨年は相場が4ドルを大きく下回った」と指摘。「在庫は かなり多く、景気全般の回復や伸びは困難な状況だ。天然ガス需要の増 加は予想より鈍くなるだろう」との見方を示した。

CFTCのデータによると、天然ガス4限月の先物とオプションの 買越残高の合計は10日終了週に2万8719枚(23%)減の9万4058 枚となった。ガス先物は昨年9月3日、100万BTU当たり2.508ド ルと、約7年ぶりの安値まで下げた。

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