韓国大統領:朝鮮半島の統一費用財源、特別税導入を提唱

【記者:Bomi Lim、Shinhye Kang】

8月16日(ブルームバーグ):韓国の李明博(イ・ミョンバク)大 統領は将来の朝鮮半島の統一費用を賄うため、特別税導入を提唱した。 北朝鮮側は16日からの米韓合同軍事演習に対して、「最も厳しい罰」 を下すと警告している。

李大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を祝う記念式典で 演説し、「南北朝鮮が対立よりも共存、停滞よりも前進を選ぶことがぜ ひとも必要だ」と発言。「統一税の導入など、再統一を準備する現実的 かつ実質的な手段について考え始めることは、われわれの責務だ」と 訴えた。

李大統領は韓国の指導者として初めて、統一税導入を提案した。 サムスン経済研究所(ソウル)のシニアフェロー、ドン・ヨン・スエ ン氏は「今回の提案は現実離れした目標としてではなく、1つの現実 的な手段によって、韓国が再統一に取り組むことに役立つだろう」と 指摘。統一費用については、「試算によって異なるが、かなりの額にな るのは間違いない」と付け加えた。

アトランティック・カウンシルのアジアプログラムでシニアフェ ローを務めるピーター・ベック氏は、統一費用について、韓国側が30 年間で最大2兆-5兆ドル(約172兆-430兆円)を負担する必要があ ると試算。一方、朝鮮日報は16日、李大統領直属の委員会が30年間 の統一費用を3220億-2兆1000億ドルと見積もっていると報じた。

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