ファンケル株が3カ月ぶり高値、第1四半期は営業増益に-経費削減

通販主力の無添加化粧品メーカー のファンケル株が続伸し5月17日以来、約3カ月ぶりの高値水準を回 復した。前週末に発表した第1四半期決算は、化粧品や栄養補助食品 の減収を青汁事業の好調などが下支えしたほか、経費削減で営業増益 を確保。通期計画の達成を見込む買いが優勢になった。

午前終値は前週末比4%高の1354円。一時は4.7%高の1363円 を付けた。5月に中国の子会社を連結対象から外して以来、今後の業 績を懸念する格好で株価は大きく調整、底値圏で推移してきたが、足 元では徐々に下値を切り上げ、投資家の短中期売買コストを示す25 日移動平均線が中期の75日線を上抜けている。

同社が13日の取引終了後に発表した決算短信によると、4-6月 期(第1四半期)の売上高は青汁事業の好調などもあったが、化粧品 関連と栄養補助食品関連事業が伸び悩み、前年同期比2.8%減の234 億円だった。しかし、マーケティング費用が減少したことなどで、営 業利益は前年同期比18%増の21億円となり、据え置いた2011年3月 通期計画の80億円に対する進ちょく率は26.6%となった。前期実績 は92億円。

同社は5月7日、今後の収益をけん引するとみられていた中国の 連結子会社2社を、経営戦略などの考え方の相違を理由に持ち分法適 用関連会社へ変更することを発表。10年3月期第4四半期より連結対 象外としたが、出資比率は従来の40%を維持した。

独立系調査会社TIWの高橋俊郎アナリストは、以前より国内市 場は厳しいと予想されていたが、固定費削減の効果で「予想以上に利 益が戻っていたことが好感された」と、きょうの株価推移を分析。ま た、中国子会社2社の持分法適用関連会社化により、海外市場の利益 が伸び悩むと心配されていた点についても、「中国、香港でのブランド 価値は高く、変わらず好調を維持している」との認識を示した。

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