綿花先物:95年の高値試す展開-新興国の「爆発的」需要と供給減で

綿花相場が1995年以来の高値に 達するとの見方が広がっている。新興市場でシャツやシーツなどあらゆ る繊維製品の需要が拡大し、繊維メーカーは在庫を補充する必要に迫ら れている。綿花在庫は過去13年で最も逼迫(ひっぱく)している。

米政府のデータによると、世界最大の綿花消費国である中国の衣料 品需要が24%増加したため、最大の輸出国である米国の綿花輸出販売 高の伸びは93年以降で最大となっている。ブルームバーグが12、13 日にアナリスト17人を対象に実施した調査では、綿花相場は10月収 穫分の新規供給が始まる前に13%上昇し、15年ぶりの高値である1ポ ンド当たり94.9セントになると予想されている。

米国の景気回復鈍化の兆しがあるものの、アジアの新興国の需要拡 大により綿花相場の上昇は続くとみられる。相場上昇は綿花投資家の利 益につながる一方、米ジーンズメーカーのリーバイ・ストラウスや、 「ヘインズ」などのインナーウエアを展開する一般消費財大手のヘイン ズブランズなどのコストを押し上げそうだ。綿花相場が前回90セント を上回った2008年には、綿花取引会社の米ポール・ラインハルトなど 一部の企業が破たんに追い込まれた。

商品コンサルタント会社、ロジック・アドバイザーズ(カリフォル ニア州)のマネジングディレクター、ロン・ローソン氏は「世界の消費 は爆発的に伸びている」と指摘。「需要の伸びに対応するのに十分なほ ど供給を確保できない」との見方を示した。

ニューヨークのICEフューチャーズUSの綿花先物12月限は13 日、85.71セントと、4月28日以来の高値に達した。綿花は同日まで の1年間に31%上げ、ロイター・ジェフリーズCRB指数を構成する 商品19銘柄のうち、豚赤身肉の64%、小麦の44%に次ぎ3番目に高 い上昇率を示している。S&P500種株価指数のこの間の上昇率は

6.6%にとどまっている。

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