荒井戦略相:「踊り場」との表現は当たらず、円高の影響注視

荒井聡国家戦略兼経済財政担当相 は16日午前、4-6月の国内総生産(GDP)発表を受けた会見で、 景気の現状に関して「設備投資や個人消費で改善の傾向がみられる」 とした上で、「踊り場入りしているという表現は当たらない」と強調し た。円高の影響については自律的回復の障害になるかどうか注視して いく姿勢を示した。

荒井戦略相は、エコポイント制度見直しで3月末に薄型テレビの 駆け込み需要が発生したと指摘。今回その反動減があったことを考え ると、「4-6月期にも景気の着実な持ち直しが続いていたことを示す 内容だ」と述べた。また、「輸出にけん引された部分が依然大きい」と する一方、設備投資が3期連続でプラスになったことに触れ、「これが 自律性の高まりを意味するのかどうか今後の経済指標などで確認をし ていきたい」との考えを示した。

円高への対応では、「日銀としっかりした連携作業が必要だ」とし た上で、円高が「自律的回復軌道に乗る過程で相当大きな障害になっ ているかどうかについては、もう少しみていかないといけない」と表 明。追加経済対策の策定に関しては、「現状況だけを見て早急にという ことにはならない。むしろ、9月に出る2次速報の分析に基づいた判 断が必要だ」と語った。

円高を受けた菅直人首相と日本銀行の白川方明総裁の会談につい て「近々、この状況を踏まえて会談をするというのは聞いていない」 と述べた。

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