米GM次期CEO、IPOの投資家説得で苦戦も-欧州部門再建計画で

米自動車メーカー、ゼネラル・ モーターズ(GM)のダン・アカーソン次期最高経営責任者(CE O) にとって新規株式公開(IPO)で最大の課題は、不採算の欧 州部門を再建できると投資家を説得することだろう。

GMの地域別業績で唯一赤字経営となっている欧州部門は、1 -6月(上期)のEBIT(利払い・税引き前利益)が6億3700 万ドルの赤字だった。コンパクトカー「アストラ」の新型モデルは 市場シェアの好転につながっておらず、労組は依然ベルギーのアン トワープ にあるアダム・オペルの工場閉鎖計画に反発している。

先週のアカーソン氏指名により、エド・ウィッテーカー氏(68) に代わる正式のCEOが決まり、GMのIPOをめぐる最大の問題 の一つが解消された。事情に詳しい関係者によると、今回のIPO でGMは最大160億ドルの調達を目指す計画だが、アカーソン次期 CE Oが欧州部門の赤字に歯止めをかける計画を持ち合わせてい るかどうかに買い手の関心が集まっていると、投資家は指摘してい る。

フランクフルト・トラスト・インベストメント(フランクフル ト)のファンドマネジャー、ライムント・ザクシンガー氏は「GM のIPOで決断する前に注目すべき観点の一つは、オペルの経営再 建の方法と時期に関するより詳細なロードマップだ」と指摘した。

欧州はGMの今年上期の自動車販売の2割を占め、従業数でも 同じ割合。業界全体でみると、昨年の欧州での自動車販売は米国や 中国を上回っていた。

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