オバマ米大統領一家:メキシコ湾で海水浴-週末に復興と観光アピール

オバマ米大統領一家は週末にフロ リダ州を訪れ、観光客らにメキシコ湾岸地域を訪れるよう呼び掛けた。 メキシコ湾岸地域の経済が英BPの油井で発生した原油流出事故の後遺 症に苦しむなか地域経済の復興を促そうと、オバマ大統領一家はイル カの観察や海水浴を楽しんだ。

BPの破損したマコンド油井からは、先月封鎖されるまでに原油 490万バレルがメキシコ湾に流出したと推計されている。恒久的な封じ 込めに向けBPが進めているリリーフ井の作業は完了に近づいている。 オバマ政権の流出事故対策は残留原油の除去や沿岸の一部地域の復興、 観光業に大幅に依存する経済の回復など次の段階に移行しつつある。

大統領と夫人、末娘のサーシャさんが15日朝、雨の降る中、セン トアンドルーズベイを海軍の大型ボートで航行しイルカを観察した。メ キシコ湾に続くこの地域の海岸の海水が安全であることを観光客に示す ため、オバマ大統領とサーシャさんは14日、海水浴も楽しんだ。

完全な復興へ

オバマ大統領は14日、パナマシティーの現地当局者や中小企業経 営者との会合後、メキシコ湾岸地域の住民に対し、原油流出は止まった が、この地域の「完全な復興」を確実にすると約束した。

大統領は「油井は封鎖され、原油はメキシコ湾に流出していない。 約1カ月間流出は止まっている。われわれの職務は終わっておらず、最 後まで全うするつもりだ」と言明。米国民にこの地域への訪問を促すた め、「メキシコ湾岸の海岸全域は清潔、安全で事業は再開されている」 と述べた。この地域で捕れた魚介類も食用として安全と指摘し、損害賠 償請求の処理についても迅速に進める方針を示した。

ムーディーズ・アナリティクスは先月、流出事故はこの地域の1万 7000人の雇用に影響を及ぼし、年末までの経済成長は約12億ドル (約1000億円)が失われた可能性があるとの試算を発表した。

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