【個別銘柄】CSKH、不動産、飲料、グリー、ファンケル、IIJ

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

コア30指数:前週末比0.2%安の456.95と反落。構成30銘柄中、 ホンダ(7267)やソニー(6758)、三菱商事(8058)、三井住友フィナ ンシャルグループ(8316)など18銘柄が下げた。13日に米国で発表 された7月の小売売上高は前月比0.4%増と、エコノミスト予想の中 央値(0.5%増)に未達。国内でも、16日朝発表の4-6月の実質国 内総生産(GDP)1次速報値が前期比年率換算0.4%増と、市場予 想の中央値(2.3%増)を下回り、リスク資産の株式を手放す動きが先 行した。為替市場で円が再び独歩高の様相となったこともマイナス。

CSKホールディングス(9737):6.9%安の283円。顧客の収益 環境悪化によるマイナスの影響が今後懸念されるとして、大和証券キ ャピタル・マーケッツは13日付で投資判断を「1(買い)」から「3 (中立)」に引き下げた。ドイツ証券は「売り」の判断を継続し、目標 株価を350円から280円に下げた。

不動産株:東証不動産株指数が1.6%高の709.19。上昇率は33 業種で空運株指数に次ぐ2位だった。個別では三菱地所 (8802)が

2.5%高の1251円、三井不動産(8801)が1.9%高の1347円など。不 動産経済研究所が16日午後に発表したマンション市場動向によると、 7月の首都圏のマンション発売戸数は前年同月比27.8%増の4128戸 となった。増加は6カ月連続で、マンション市況の回復を期待した買 いが優勢となった。

レオパレス21(8848):14%高の140円。高齢者向け住宅の建築 事業を拡大し、2011年3月までに約35棟、計140億円程度の受注を 目指す、と14日付の日本経済新聞朝刊が報じた。主力の賃貸アパート 事業が不振のため、需要増が見込める高齢者向け住宅分野を強化する と伝えている。

飲料株:森永乳業(2264)が2.9%高の354円、伊藤園(2593) が0.9%高の1405円など。東京都心では16日、前日に続き最高気温 が35度以上の「猛暑日」を記録した。飲料販売を中心に恩恵を受けそ うな銘柄に買いが向かった。

アサヒビール(2502):2.4%高の1604円。中国のビール醸造会社、 青島ビールは、アサヒと伊藤忠商事(8001)の合弁会社、杭州西湖ビ ール朝日(杭州市)の株式45%を最大20億元(約250億円)で取得 する方向で交渉を進めている。中国紙、経済観察報が16日、杭州西湖 の幹部発言を引用して報じた。

ディフェンシブ関連株:アステラス製薬(4503)が1.9%高の2933 円、中国電力(9504)が1.1%高の1821円、マルハニチロホールディ ングス(1334)が1.5%高の138円など。国内外経済の減速警戒感が 高まる中、景気動向に左右されにくいディフェンシブ関連銘柄の一角 が買われた。

福井コンピュータ(9790):ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇) となる80円(26%)高の385円で一部配分。ダイテックホールディン グ(名古屋市)が福井コンピに対する株式公開買い付け(TOB)を 実施する、と13日に発表した。TOB価格は1株450円で、買付代金 は13億5000万円。同価格を意識した買いが膨らんだ。

SMC(6273):2.6%安の1万220円。短期的に利益回復モメン タム(勢い)が踊り場を迎える見込みとし、野村証券金融経済研究所 は13日付で、投資判断を「1(買い)」から「2(中立)」に、目標株 価を1万8000円から1万1900円へ引き下げた。

丸紅(8002):2.4%安の454円。上期にかけての純利益の増額修 正余地は総合商社5社のうち最も低いなどとして、UBS証券が13 日付で、投資判断を「買い」から「中立」、目標株価を600円から480 円に引き下げた。

グリー(3632):6.3%高の6740円。9月末の株主を対象に1株を 5株に分割する、と13日に発表した。同時に公表した前期(2010年 6月期)決算は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS) 事業が好調で、営業利益は前の期比2.3倍の196億円となった。11年 6月期も270億-300億円とさらなる利益拡大を見込む。シティグル ープ証券では13日付で投資判断「買い」、目標株価9700円を継続。

ファンケル(4921):4.7%高の1363円。13日発表した4-6月 (第1四半期)の連結営業利益は前年同期比18%増の21億2700万円 だった。海外で化粧品事業が伸びたほか、広告宣伝費を削減したこと も寄与した。

インターネットイニシアティブ(IIJ、3774):10%安の21万 900円。システム構築や運用保守での受託不調が響き、13日発表した 4-6月連結営業利益は前年同期比24%減の2億6600万円だった。 11年3月通期計画(48億円)に対する進ちょく率は5.5%にとどまり、 業績下振れを警戒した売りがかさんだ。

関東電化工業(4047):6.6%安の540円。13日発表した4-6月 の連結営業損益は6億3600万円の黒字(前年同期は4億8700万円の 赤字)となったが、通期予想(37億円の黒字)に対する進ちょく率は 17%で、計画未達を懸念した売りに押された。同社は半導体や液晶向 けの特殊ガスなどを手掛ける。

山一電機(6941):14%安の241円と急反落し、東証1部の値下が り率トップ。公募増資などで最大12億9000万円を調達すると13日に 発表、子会社への貸付金に充当する。オーバーアロットメントによる 売り出しを含めたファイナンス実施後の発行済み株式総数は現状比 15%増の2357万株となる見込みで、1株価値の希薄化や株式需給の悪 化を警戒した売りが膨らんだ。同社は同時に、156万株の自己株式を 処分するとも発表している。

エーアンドエーマテリアル(5391):6.6%安の57円。業績安定化 などを目指し、生産体制や営業体制を再構築することを決定、事業構 造改革引当金繰入額として14億円の特別損失を計上すると13 日に発 表した。これに伴い、11年3月期の連結純損益は11億円の赤字とな る見込み、前回予想は5億円の黒字だった。

メガチップス(6875):3.3%高の1502円。11年3月期の下期か ら来期にかけて発売が続く大型新製品をけん引役に、業績拡大を期待 できるとし、みずほ証券は13日付で投資判断を「中立」から「アウト パフォーム」に、目標株価を1300円から2200円に引き上げた。

富士機械製造(6134):6.6%高の1300円と大幅続伸。おう盛な設 備投資需要に支えられて電子部品組立機の受注が好調に推移しており、 11年3月期の連結純利益予想を60億円から92億円に53%増額修正し た。前期は48億円の赤字だった。

VSN(2135):基準値(609円、12日終値)に比べストップ高と なる100円(16%)高の709円で一部配分。MBO(経営陣による企 業買収)で非上場化すると13日に発表。同社株式の取得・保有を目的 とするRホールディングスが1株850円で株式公開買い付け(TOB) を実施する。取得期間は16日から10月5日まで。VSN取締役会は 同TOBに賛同、株主がTOBに応募することを勧めている。

ラオックス(8202):3.9%安の100円。国内外で新規出店を加速 して出店初期費用が大きく先行、10年12月期(決算期変更に伴う9 カ月変則決算)の連結純利益予想を2億1000万円から1億6000万円 に24%引き下げた。

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